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増えるモノたちと、不思議な感覚

最近家のものが増えてきた。
自宅にいる時間が増えたせいなのか。友人も同じようなことを言っていたが、
ウナギの寝床ほどしかない家で物が増えると、大体の場合は倉庫かゴミ屋敷になるのが宿命だ。

今日はプリンタが家にやってきた。
コピーも取れる複合機。御生憎様、今置く場所がない。机の下にとりあえず置いてある。
ちょっと前にはアコースティックギター(安物)とKindlePaperwhiteがやってきた。
後ろを振り返れば、奮発して買ったKORGのキーボードが鎮座している。
家の住人が増える度、モノに囲まれる生活が続く。

ちょっと前にミニマリストいう暮らしがはやった(いまもなのか)ように思えた。
ホテルの部屋みたいな、あるいはもっと少ないもので生活をするようだ。
影響されやすい自分は、ミニマリストの本を読んで古い持ち物を減らして喜んでいた時期もある。
ここにきてリバウンドし、今に至るというわけだ。
モノに囲まれた生活自体は、それほど居心地の悪いものではない。必要なものがだんだん残っていくだけのことだ。邪魔に感じるまで、しばらくはこんな暮らしを送ることになるだろう。

***

前の記事を書いてから、もう一月が過ぎていた。
その間何をしていたかといえば仕事とかいうやつに忙殺され、搾りかすのように残った時間で日々の衣食住と鬼滅の刃の漫画にはまっていた。あとは隙間に弾けないギターで指を痛める時間くらいだった。

そういえば、不思議なことがあった。
一週間の中でおそらくもっとも憂鬱な、月曜日の朝のことだった。
仕事したくないない、と思いながら会社に行き、前週のタスクをつけ払いしていた自分にため息をつきながら、ふと思ったのは。

仕事がイケてなくても、家に帰ったら漫画が読める、弾けないギターに触れる。それでいいじゃないか。

――あの感情は何だったのだろうか。雲の隙間に一瞬日が差し込んだような感覚がした。
それきり日差しは消えてしまい、また曇り空に戻る。いつもの、仕事に戻る。

無趣味の人間が何かをやりだすと、あるいはなにかにはまると、こんなことが起きるのだろうか。
思えば、自分が人に公言してきた趣味(のようなもの)といえば、
専ら現実逃避と、日常の一時停止だった。

嫌なこと、寂しい日常から逃げるために外に出かける。旅行に行く。
仕事をしたくなくて酒を飲む。
もちろん旅行もお酒も好きだし、憂さ晴らしのためだけではなかった。
ただ、どこかしら日常のB面だった。

あの時の感情は再び戻ってくるだろうか。
そんなことを思いながら、また月曜日が来る。

家に来たプリンタ。TS3330という廉価版なのだが、
最近テレワークでネットでは入手が難しく・・・
Canonを買うのは初めてだった。写真やコード表などの印刷に使用予定。






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